2つのボール


そんなある日。

いつも通り公園でバットを振っていたら、2人の同い年くらいの男の子が話しかけてきた。



「それ、なあに?」


そう聞いてきた子は、とてもキラキラした目で俺のバットを見ていた。


「これは、バット!

これを振ってボールを打つんだ!」


俺がそう答えると、もう1人の子が


「そうなんだ!

なんかおもしろそう!

ねえねえ、僕も一緒にやっていい!?」


「あ、僕もー!」


…俺は今まで父さんとしか野球をしたことがなかったから、嬉しかった。

だからもちろん、答えは……


「…うん! 一緒にやろう!」