―――放課後


部活が終わった私は、祐斗と一緒に帰っていた。


あけみんにあんなこと言われてから、私の頭の中では

祐斗の進路が気になっていた。



(思い切って、聞いてみようかな…)



「ねえ、祐斗」


「んー?」


「祐斗はさ、第一志望の高校とか決まってる?」


「おう、決まってるぜ!」


「えっ!?

決まってるの!?」



正直、ビックリしちゃった。

4月のこの時期から決まってるだなんて…。



「そんな驚くことでもねえだろ笑」


「えっ、あ、はい笑

それで? どこ行きたいの?」



やっぱり気になるよね!