2つのボール

お父さんは私がもうすぐ1歳の誕生日を向かえる頃、交通事故で亡くなったらしい


お姉ちゃんは当時 7歳だったからお父さんの記憶はあるんだけど、私は覚えてない


お父さんの顔も、声も、なにもかも……



でも、寂しくはないんだ!!


だって、いつも明るいお母さんや、美人で便りになるお姉ちゃん、そして大親友のあけみんに囲まれて生活しているから!!


「千里~、何してんの~? 早くしないと、千里の分も食べちゃうよ~」


「えっ、お姉ちゃん待ってっ!!」


「待ってって言われてもね~(笑)遅い千里がいけないんだ……「あと30秒で行くからっ!!」