2つのボール



そうして、悠貴と話に行くことが決定した私たちは

私の家への道をいつもよりスピードを速めて歩いてる。



悠貴と私の家はすごく近いから、帰り道はほぼ一緒。

だから、速く歩けば追いつけるってわけ!






「あ…」


「どーしたの?」


祐斗が何かを見つけたみたいだ。


「あれ」


そして、祐斗が指差した方向を見ると…


「あ……」



そこには、ラケットを背負って歩いている人がいた。


あの制服、

あの身長、

あの髪型、

そしてラケット。



間違いない、悠貴だ……。