2つのボール



私には約束がある。


"祐斗の側から離れない"っていう大切な約束が……!




「……きに、すれば」



「は?なんて言った?」



「好きにすれば、って言ってるの!


写メをバラまく?

いいわよ、別に!

祐斗は誤解だってわかってくれてる。


それに、そんなことより大切な約束が、私にはあるの!

なんと言われようと、私は、祐斗の側から離れないんだから!!」



「なっ……!

調子のってんじゃないわよ!!」



その瞬間、私は突き飛ばされた。


(ヤバい、倒れる……!)


ぎゅっと目をつぶった私。

でも……


(あれ、痛くない……)


誰かが転びそうな私を支えてくれたみたいだった。

ゆっくりと後ろを振り返ってみると、そこにいたのは……