2つのボール

― 昼休み ―


さて、と。。。

話してこなきゃ…「千里ー!」




祐斗?


「ちょっと、話したいことあるんだけど、いいかー?」


「え、今?」


「おう。あれ、なんか用事ある?」


「あ、ちょっと……。

早瀬さんと話を……「早瀬?」」


いきなり祐斗が話してきた。


「早瀬って、早瀬麻美のことか?」


「うん、そうだけど…?」


「お前、大丈夫か?

イジメられてたんだろ?

俺のせいだけど……」



祐斗、心配してくれてるんだ。。。



「いやいや、祐斗のせいじゃないよ。

それに、心配しなくても大丈夫!

もう、負けないよ!

それに、祐斗から離れないって決めたしねっ」


「千里……。


そっか!

なんか、それ聞いて安心したわ。

よし、決着つけてこいっ!」


「うんっ!」






ゆっくりと振り返って、早瀬麻美がいる教室へと向かう私。


大丈夫。大丈夫。

待っててね、祐斗……***