「それじゃ、2人の仲も戻ったところで!
そろそろ帰ろっか!」
「そーだな。
ホラ、颯も一緒に3人で帰るぞ」
「えぇー!3人で帰んのー?
俺、祐斗と帰りてぇー!」
「ほら、ワガママ言わないの!
千里、祐斗また明日、学校でね!
ばいばーい!!」
…………あれ?
今すっごいサラッと帰って行ったけど、ようは私、祐斗と2人で帰るってこと?
なんか、すっごい嬉しい…!
「……そんじゃ、俺らも帰るか」
「うん!」
それから、私と祐斗は、一緒にいなかつた時間の分をうめていくかのように、ゆっくり、ゆっくりと2人で帰った…***