―10分後



「おーい!ちーさーとー!!」


「あっ!あけみーん!

ここだよー!」



拓と颯と3人で近づいて来るあけみん。



……ん?

3人の視線がおかしくないかい?



その疑問はすぐに解決した。



「おーおーおー。

どうやら元通りみてーだな」


「あははっ!

そーみたいだね!」



「え?拓と明美はなんの話してんの?


………………!!

あー!!!

祐斗と千里が手ぇ繋いでるー!!!


あれ、なんかすっげー久しぶりのような気がする!

やっぱ2人はこれだな!うん!

こっちの方が断然しっくりくる!


あー!

俺も早く彼女ほしい...『バコッ!』

うぎゃっ!」



あーらら。

颯、あけみんに叩かれちゃったよ。




「颯!あんたうっさい!

余計な茶々いれなくていいんだっての!」



「えー?

それでも叩く必要はねーだろー?」



「颯の場合はこうでもしなきゃ聞かないのよ!


それに、あんたに彼女?

笑わせないでよねっ」



「なにをー!?」



わわわわわ…

ケンカ始まりそう…


その時…


「まーまー。

お前ら落ち着けって。

小さいことでケンカなんかすんなよ。

なあ拓?」



「あぁ。祐斗の言うとおり。

2人とも冷静になれー」




祐斗、今すごくさらっと2人の間に入っていかなかった!?


………惚れなおしちゃうじゃんか///




「「……はーい」」



さすがの2人も反省してるっぽいしね!