2つのボール

「ゆっ…祐斗に決まってるじゃん!!」


「ふーん……。本当に?」


「あっ、あたりまえっ!!」



いきなり何を言い出すの!?

祐斗らしくないよ……。



「……じゃあさ、


なんで一昨日、公園で成瀬と抱き合ってたんだ?」



っ!?

ウソ……見られてたの?

な……、なんで……?



「…………。」


「なんか言えよ」


「…………。」


い……、言えるわけない……。

だって、抱き合ってたのは本当のことなんだもん……。




「……ったく。

千里はさ、俺なんかよりも、やっぱり成瀬の方が好きなんだろ?

幼なじみで、お互いのこともよく知ってるっぽいしよ……」





















ツ━━━━━


あれ?

なに、この瞳から溢れ出す雫は……。