2つのボール

― 屋上 ―



……さっきからずっと黙っている祐斗。

なかなか話が始まらない……。




「ど……どうしたの?」



沈黙に耐えられなくなった私は、自分から話を始めた。


ホントに、どうしたんだろう?





「……お前さぁ、俺のこと避けてるよな?」


「えっ!?」


「朝練も見に来ねぇしよ……」



だって、それは、それは……

祐斗と早瀬麻美が一緒にいるかもしれないからじゃん……!




「あともう1コ。


お前…………




















俺と成瀬、どっちが好きなの?」