2つのボール

……全身が凍りついた。



(早瀬麻美って、こんな人だったっけ!?)



耳元で囁かれた声は冷たくて、その後に私を見た
目もとても冷ややかだった。


私は怖くて怖くて、俯いてしまった。









「……だまってるけど、その通りだと思わない?」


「…………」



私は、なにも言わなかった。

というか、言えなかった。


早瀬麻美のオーラに圧倒されて、早くこの場から
逃げ出したくてしょうがなかった。


でも…………











ここで逃げ出したら、私じゃない……!!