2つのボール

「どこ行く?」


「えっとねぇー。あっ、アレ!」




私が指差した方向にあるのは、景品にボールを当てられたらそれをゲットできるお店。


まさに、祐斗にピッタリじゃない?




「あれ欲しい! 限定のテニスストラップ!!」


「え?あんなのでいいのか?」


「い・い・の!! 」


「ハイハイ。ホントに千里はテニスバカだなー(笑」


「祐斗も野球バカでしょ!!笑」


「まーな♪ よし、それじゃあ行くぜ!」