2つのボール

「千里ー!」


「あっ、祐斗ー!」


「わりぃ、待った?」


「全然待ってないよ!」


「そっか!よし、じゃあ行こうぜ♪」


「うん!」





こうして歩き始めた私と祐斗。





無意識なのかな?


祐斗が手を差しのべてくれたのは。


さりげなく出された祐斗の手は優しくて、温かかった***