2つのボール

とゆー間に、練習終了!



「先パイ!今までありがとうございましたっ!明日、頑張ってください!!」



そう言いながら色紙を渡すと、3年生はみんな笑顔だった。



きっと、まだ引退したわけじゃないから、涙を流さないんだと思う。


















「私も、先パイみたいな先パイになりたいな……***」



思わず本音がでてしまった帰り道


独り言だったつもりだけど祐斗にはちゃんと聞こえてたようで……




「なれるよ、千里なら」


「へ?」


「千里がなりたいと思った先パイなら、すげぇ先パイなんだろ?」


「うん! もうホンットすごい!憧れだよ♪」


「フッ……。千里はそうやって素直だから、憧れのすげぇ先パイにもなれるんだよ」


「……///」



祐斗が顔をくしゃっと笑わせながらそんなこと言うから、私、なにも言えなくなっちゃったよ!!



「……て、俺すげぇ恥ずかしいセリフ言ってるような気がする///」


「……言ってるね」


「だぁー。。。おい千里!!やっぱり今のセリフ、忘れてくれ!」


「やーだねっ!そんな嬉しい言葉、忘れるわけないしーww」












こんな最高の気分で今日が終わったら、明日は絶好調だねっ!!