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「―え――只今からクラス発表をします。まず3年SS組から発表します。呼ばれた者は前に出てきなさい。まず――」
SS組ぃ?
なんだそりゃ…
なんかいい雰囲気はしねぇが…
近くにいる奴に聞くとするか…
女モードONっ
「…ねぇ…」
「…はっ、はい!?」
「…声裏返ってるよ?大丈夫?」
「あっ、はい!!大丈夫っす!!」
「…聞きたい事あるんだけど…いいかな?」
「自分に答えられればなんでも聞いてください!!」
「…じゃあ…SS組って何?」
「あー…SS組とはS組以上の容姿端麗の人や頭脳明晰な人や運動神経抜群の人やあらゆる分野での才能がある人や族や組の総長や幹部が入るクラスですよ…」
「…へぇ…」
「あっでも。族や組のどんなに強い総長や幹部さんでも顔が容姿端麗でないとSS組に入れないんです」
「…ふーん…あたしには関係ねぇな…君ありがとうね!!」
「あっ…いえ///」
ふぅ…
とりあえずSS組の事はわかった。
つーか。あたしはどこのクラスになるんだか…
「え――次は1年SS組を発表します――まず秋川皇雅―アキカワ オウガ―!次 森下櫂―モリシタ カイ―!!次 畑仲竜士―ハタナカ リュウシ―!!次 畑仲 龍都―ハタナカ リュウト―!!次 大藤翼―オオフジ ツバサ―!!次 永沼蕾稚―ナガヌマ ライチ―!!」
げっ…
炎龍幹部全員じゃん…
その後何人か呼ばれて――
「次 水瀬楓斗―ミナセ フウト―!次 一之瀬優!!以上で1年SS組の発表を終わりにする!次はS組だ――」
は?
今SS組の発表の最後に“一之瀬優”って言った?
いや言った。
はぁ〜?
なんであたし?
「これで全学年のクラス発表を終わりにする!なおSS組は北棟に、S組からA組は南棟なるので注意するように!!では各自解散」
はぁ…
教室…さっさと行こう…
確か北棟…だったよね…
綺麗なところがいーな…

