「それよりも…お前悲鳴あげてどうしたんだ?」
「……あ」
「…あ?」
「……きゃぁぁぁぁぁあああ!!!」
「ちょっ…おい!待てよ!」
「むっ無理無理!皇雅後ろみて!」
「は?……ってうわっ!?」
…なんもねぇじゃん。
「お、皇雅!木!木!」
ん?
「うぉっ…て、ただの虫じゃん」
「無理無理無理無理!虫嫌い!」
優がさっきっから逃げていたのはなんと、ただの虫だった。
まぁ、幼虫だからな…
苦手な女は多いだろうけど…
まさか、優が苦手だったなんてな。
「お、皇雅!早く木とっていこっ!」
あはは…
そんなに虫が嫌いなのか(笑)
いじってやろうかと思ったけどやめておこう。
「そうだな。早く帰ろう」
「…うう」

