「…たしか意識なくなる前に誰かに頭殴られた気がするんだよな…」 「…ほんとに?」 「あぁ…後頭部だったからな…油断もしてたし…っち…情けねぇな…」 「不意打ちだったんでしょ?しょうがないよ」 いくら全国No.1の総長でも、油断している時に後頭部を強く攻撃したら気絶してしまう。 それよりも、皇雅が助けてくれたのがとても嬉しい… あのまま見捨てられちゃうのかと思った… いきなりの事で、息できずに気絶しちゃったし… 情けないのはあたしだよ、皇雅…