溺愛ヤンキーくん






「んで今日はどこ行くんだ?まだホテルにいなきゃいけねーけど……ホテル抜けて一足先に行くか?」



「んー…隆さんがいるからなぁ…まぁいいや。行くか!」



「スキューバ出来るとこがあったからそこいこーぜっ!」



「おう!」



「―――――へーえ。スキューバねぇ…俺も混ぜろよ皇雅ぁ」



「げっ、隆さん…」
「………っち…」



「よぉ皇雅ぁ優。2人仲良く遊ぶのはいいがルールは守れよぉ?」




あーあ。隆さん出てきちゃったから優の機嫌が最悪に……



ここはとりあえず……



「おう。」
「………」



「ったく。優は相変わらず俺の事嫌いだなー」



「………当たり前」



「ほぉ。俺なんかしたか?」



「…ウルサイ。消えろ」



「へーいよ。じゃーな皇雅ぁ優!ラブラブになぁ!」




「……はい。」
「……死ね」



「担任に死ね言わない!」



嵐の如く去って行った隆さん。



ずっと睨んでいる優。



「おいおい。もういいだろ」



「…………うん」