溺愛ヤンキーくん






さっきよりもっと顔赤くなってるし。



なんなんだお前は。



「しししし、しないに決まってんだろ!」



「顔真っ赤だけど?」



「真っ……赤だけどっ!」



「……へーえ。じゃこれから先絶対しねぇわ」



「〜〜〜〜〜し、してやってもいいけど?」



「……ハハッ!」



「な、なんだよっ!」



「…お前素直じゃねぇな〜そこも可愛いけど」



「んなっ…可愛くねぇ!」



「じゃあお許しもでたし。するか♪」



「………//////」



「顔真っ赤。」



抱き寄せて、逃げれないように空いた手で後頭部を持つ。







徐々に近づく顔。



それに比例して優の顔も真っ赤になる。




さっきから真っ赤になってばっかじゃねぇか。





理性崩れかける。




やめろそんな潤んだ目。



抑え効かなかくてもしらねぇから。





―――――――チュ………



「………んぅ……っや……」



だからそんなに俺を煽んなばか。




俺は優の口の中に自分の舌を侵入させる。



「……んうっ!?…お…うが……」




「喋んなあほ。キスしにくいだろ」




「でもっ……んんっ…」





すげー気持ちよさそうな顔してる…



ヤリたいけど嫌がるかな……



んーー……




優がいいよって言うまで待つか……





少し名残惜しげに唇を離す。



するともっとしてほしそうに俺を見上げる優。




「……なに?もっとしてほしいの?」



「……うん……」




「しょーがねぇな…」




唇をまた重ねようとしたその時……




―――――ガタンッ!



「「ん?」」



この部屋はカードキーでしか入れないから、部外者は入れない。



櫂がなんか仕掛けたのか?



―――バタンッ!!



「優ちゃん大丈夫……って…」



「お取り込み中…ですかね」



「…だから止めた方がいいって言ったんだ」



「ほんとだよ龍都さっさと出よーぜ。サーフィンしに行くべ」


「そうしよっか。じゃーな」



「えぇっ!?まってよぉ竜士〜龍都〜」



「俺関係ないから。じゃあね櫂、蕾稚」


「そ、そんなぁ〜……」



「……最悪。ですね」




「……お前ら……」



「ひいっ!!」



「さっさと出てけっ!」



あーあ。優がブチギレた。


「すみませんでしたぁぁぁ!!」



「……全て蕾稚のせいです。失礼しました」



―――――――パタン……






「出て行った、な」



「うるせー奴等め…」


「続き、する?」



「なっ……こ、こんどなっ!」



「つまんねーの……」


唇をつんだして残念そうな顔をワザとする。





引っかかるかなー?



「……仕方ねぇなって……んん!?」



「引っかかった罰だよばーか」




「……!?/////」



それから俺達は夕食の時間になるまで甘いキスをし続けた。



まぁその後蕾稚をしめたのはいい思い出。