「…もう、疲れたから寝る」
「飯は?」
「いらない」
なんのためにあんなに
勉強したのよあたし…
フラフラとベッドに倒れ込む。
にしても、さっきの大雅。
いきなり優しく頭撫でたりなんかして
なに考えてるんだろう。
大雅にとってあんなの
なんの意味もない。
そんなのとっくの昔に
分かってたはずなのに……
不覚にもドキッとした 。
ああやってたまに見せる
あの甘い声と表情。
あれがあるからあたしは
大雅を好きになったんだと思う。
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