キライノカケラ

千尋は堂々としていて 学校でも 花の彼氏として
皆の前で振る舞っている。


クラスが違うのが本当に救いだった。


こんなの毎日見せられたらアタシ狂い死にするわ……

好きな子が違う子といちゃつく姿を
見せつけられるくらい哀しいことはない


千尋といつも一緒にいられたあの頃を思い出す。


愛だの恋だのそんなこと全然なかった
ただ家族としてだけの存在


「あの頃はよかったよな~」

日曜日

千尋はそうそうに出かけて行った。


今が楽しくて仕方がないってそんな顔してる。


「キョンタに好きな男ができたら一番に俺に言えよ」

「何で?」

「おまえにふさわしいか俺が見極める」

「なんで 千尋にわかるの?」

「キョンタはそこらへんの男じゃダメだからさ
興味があるな どんな男好きになるんだろ」

「興味ならもたなくていいよ。
大したことない男でデリカシーがなくて
世界一意地悪な男かもしれない」

「デリカシーがないのはヤバいな」

真剣な顔で言うな アンタの事だよ千尋・・・・。