キライノカケラ

「キョンタ 明日の準備少しだけしていきたいから
待っててくれる?」

「あ いいよ」


「おばさん おじさん待ってるからもう帰っていいよ
俺店閉めて行くから」


「そう?じゃあそうするわ。
千尋ありがとね 明日よろしくお願いします」


そう言うと千尋の手を握って微笑んだ。


「はい任せてください」


千尋の輝くような笑顔が 眩しかった。


千尋が生きてきた人生は アタシみたいにクズな人生とは
くらべものにならない。


恥ずかしくなった・・・・・。



「千尋かっこいい」


「そっか~」


「パティシエって感じするよ~」


「これが俺の勝負服だからね」


千尋の繊細な指が綺麗で 見惚れていた。


時間が止まればいい
このまま千尋とずっと一緒にいられるのに・・・・・。