キライノカケラ

みんなの興味は 彼女を失った千尋に向いていた。


あの時 千尋が飛び出していったのは
花が交通事故にあったことを知ったのかもしれない。


千尋になんて声をかけたらいいんだろう。


千尋がかわいそうと思う反面で
アタシの心の中の悪魔が


千尋がアタシのところに帰ってきたって
そう囁いている。



花の死は


アタシにとっては 複雑な気持ちだった。


この腐りきった心の中は絶対誰にも知られてはいけない。



花が千尋の前から消えた。



悪魔がまた囁いた


よかったな キョン・・・・・
目障りな奴が 消えてくれたから・・・・・・



その声をかき消そうとアタシは必死に首を振った。