「あ ごめん
見たいテレビが始まっちゃうから・・・・」


もう付き合いきれなかった。


アタシの中の罪悪感が大きくなって
花のバカみたいな笑顔が 辛くなってきた。


「あ ほんとほんと
私は録画してきたの。
じゃ ありがとう おやすみ キョン」


花はそう言うとコートを着た。



あと少しだけの辛抱


アタシも笑顔で

「気を付けてね 花ちゃん」って言いたら


「今日は最高の日になった!!ありがとう
おやすみなさい!!!お邪魔しました!!!」

そう言うと花は満面の笑顔で帰って行った。



思わず大きなため息をついた。


「付き合いきれないわ……
アタシは史上最悪な日になったし……」


花の笑顔が心に残った。


バカじゃないの アイツ・・・・・・・
大嫌いで死んでほしいくらいよ


アンタがいなかったら
アタシは何千回も思うくらい 千尋の前からいなくなってほしいのに

「やだやだ…自分も嫌いだ……」
自己嫌悪・・・・・・最悪な夜だった・・・・・。