昨日の先輩だと思っていた最低男が立っていた。

「あおい!こいつ来栖玲欧。俺の親友なんだぜ」

「あ、そうなんだ。」

「あおいどーした?顔赤いぞ?」
輝くんが顔を覗き込んで言った。

「そう?普通だけどっ...」
昨日の事を思い出してあたしは明らかに動揺していた。

その時来栖くんが
「お前、ちょっと来いよ。」
と言った。
腕を引かれ、強引に裏庭に連れて行かれた。