天使が恋した彼。





「ちょ、っと、洸ちゃん?」



「ん?」



なんだよ、とでも言いたげな顔でこっちを見る洸ちゃん。



「ん?じゃなくて!手!手どけてよ!」



あたしの肩に手を回している洸ちゃん。



こんな状態やばいでしょ!



周りの視線があたし達に注がれる。