天使が恋した彼。





「凛咲ー、まだなの?」



「はーい!いま行く!って言ってー」



やばい、洸ちゃん来ちゃってる。



あたしは急いで髪を整え、鏡の前に立つ。



少しでも可愛く見られたくておしゃれを頑張ってるの。



もちろん洸ちゃんにだよ?



あたし洸ちゃん以外には興味ないから。



よしっ!おっけー!



今日もロングの髪をくるくる巻いてちょっとでも大人っぽくみえるようにした。