天使が恋した彼。





あたしはその場から走り去った。



一目散にかけ出し、向かった先は屋上。



誰もいない屋上で思いっきり泣いた。



いままでこんな大喧嘩したことなかったのに…



洸ちゃんに言われたあの言葉がすごくショックだった。



少しでも近づきたくて、



女として見られたくて、



頑張ってきたんだよ?…



あたしの努力は何だったんだろう。