天使が恋した彼。





「わかったよ。」



やっと手を離してくれた。



「もっと自分のこと自覚したほうがいいよ。モテるんだから。」



あたしがそう言うと



「おまえこそ自覚しろ。」



「なにを?」



「誰でもかんでも笑顔振りまいてりゃいいってもんじゃないんだぞ?」



別に、誰でもかんでもじゃないし。