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  記憶
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アラン・・・



どこかで見守ってくれているかしら。





「シェリー・・・御覧なさい。」



「ぁう?」




腕の中のシェリーが桜を見上げる。




「キャッキャッハハ」



「気に入ったのね。でも、これはあなたのお父さんが眠る桜なのよ。ほら、蕾が開きかけているでしょう。」





この花が開いたとき・・・



私はアランのことが思い出せなくなってしまう。