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新たな命
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大広間に広がるラッパの音。
それもそのはず、今日はアランとの子が生まれたんですからね。
「アラン、こんなにたくさんの人がシェリーの誕生を祝ってくれているわ。」
「ゴホゴホッ・・・そ、うですね。本当にきれいでそなたによく似たおなごです。」
あれからアランの風邪は治らない。
私はあの日からそのことについて触れないようにしてるけどやっぱり心配。
「・・・アラン、シェーリーを抱いてあげて。」
「ええ、もちろんです。」
腕を伸ばしてくれるアランにシェリーを預けた。
アランの腕の中ですやすやと眠るシェリー。



