【短】花ひとひら





「私が今のあなたの歳の時、ネバー王国と戦争をしていたの。そして、最初こそ優勢だった私たちだけど途中から裏切りがあって劣勢になってしまったの。・・・そしてその裏切りの黒幕が側近剣士だったカーネス・フール。彼はとっても優秀な剣士だったわ。」




「聞いたことがあります。一流の剣士で小さいころから剣術と妖術、魔術をつかさどっていた男ですね。





あえて、私がこの場所でアランに明かした事実。


それはこの桜の木にお父様の魂が眠っていると信じてるから。




「そして、とうとう城まで攻めてきたカーネスは私のお父様を人質として取った。そして、こう言ったの。




『父を殺されたくなければ、デーモン様の支配下になれ。』





ってね。デーモンとは魔界で一番極悪な悪魔。その支配下になるっていうことは全世界が闇に包まれてしまうっていうことなの。」