私は涼介と付き合って半年たつ今でも
一度も「好き」と言ったことがありません。
嫌いな訳じゃないですよ?
逆に大好きなんだけど………
恥ずかしいんです…………
「ねーねーちよ?
さっき何の話してたの?」
冬に近づいた今、外は少し寒くて涼介と繋がっている右手だけが暖かい
「んー?
なんの話だっけー?(汗)」
誤魔化しました
「思い出してよ!!!
気になるじゃん!!!」
言えるわけないじゃん!!!
「年金の話だよ!!!
そうだ 年金の話だったよ!」
うそだー
とか言われたけどスルー
絶対に本当の事言えないし?
年金の話にしとけばなんとかなる!←なるのか?
頭の中で会議を終えて涼介を見ると
じーーーーーーーーーーっと私の顔を見てくる涼介
「なに?
何か顔についてる?」
「んー?
いやー ちよは今日も可愛いなって思って♪」
っっっっっ
イマナンテイッタ?
カワイイ?
~~~~~~~
「そーゆうこと言わないの!!!
恥ずかしいから!!!」
真っ赤になって言う私に
本当のことだもーん
って呑気な事言ってコンビニに入る涼介。
この通り私たちは正反対です。
もちろん付き合い始めた時も正反対でした。
それはもー ほんとに。