今まで見たことのないこの顔に、

吸い込まれてしまうのはなぜ?

・・・

私は、

何も言わず、黙って、

宗吾を見つめる。

・・・

「オレのいう事しか聞けないようにしてやる」

「・・・」

・・・

言葉は俺様なのに、

私の唇にするキスは、

凄く優しくて、

愛にあふれていた。

・・・

麗子のおかげなのか、

はたまた、

この顔をずっと隠していたのか、

新たな宗吾を発見してしまった。

・・・

今宵、

この部屋で、

宗吾の極上の愛を

一身に浴びて、夜は深けていく・・・