冷酷社長の極上の愛②

その笑顔に、

ズキッと胸が痛んだ。

嘘が通用すると言う事は、

私をちゃんと信じていると言う事。

・・・

申し訳なくて、

でもやっぱり言えない自分がもどかしくて、

それでも、演技は止められない。


「ありがとうございます・・・

それじゃあ、お先に」


「ああ、気をつけて」


・・・

秘書室を出て、

大きな溜息をついた。

麗子は一体私に何の話があると言うのか?

・・・

内密、という言葉がとても気がかりで。

・・・

麗子に会うのが怖い。

でも、

会わなくちゃ何も始まらないし、終わらない。

・・・

気を取り直して、

私は待ち合わせ場所に向かった。