冷酷社長の極上の愛②

・・・そのせいで、いきむ力もなくなり、

先生の判断で、吸引分娩となった。



・・・・・・

・・・・・・・・・。



「オギャ―…オギャ―」

まだ頼りないけれど、元気な鳴き声がこだました。


「頑張りましたね、可愛い男の子ですよ」

生まれてすぐの我が子は、ある程度の処置を施され、

カンガルーケアと呼ばれる、すぐに、私の胸の上に赤ちゃんは置かれた。


「泣き止みましたね。お母さんだってわかってるんですよ。

お目メモパッチリして、とても可愛いです」


「・・・ホント。いらっしゃい、かわいいあかちゃん」

私は赤ちゃんを抱いて、涙を流した。

痛みに耐え、やっと会えた我が子が、こんなにも愛しい物だと

教えられた。


「・・・よく頑張ったな、亜紀」

「・・・宗吾さん、泣いてるの?」

・・・宗吾の目の隅に、光るものが。

宗吾はサッと拭い、それを隠す。