「…つ!千夏!おい、起きろって!」
「お父さん…やめて、」
「おい、千夏!しっかりしろ!」
「いやぁぁあ!」
私は近くにいた人に抱きついた。
「…大丈夫か?」
「夢か…………うえっ?!最低男?!」
なんかおかしいなって思ったら、
私が抱きついたのは沙優ではなく最低男だった。
私はとっさに離れた。
「ど、どうしてあんたが!」
ここは私と沙優のテントなのに、
どうしてここに最低男が?
「それはこっちのセリフだし。つーか、どうした?お前、泣いてるし抱きついてくるし」
な、泣いてる?
…あ、ほんとだ。はずかしい
「ちょ、ちょっと、変な夢みたから」
「親父の夢か?」
「えっ?!」

