「別に、」


「!?」



何この人!!!愛想無さすぎ!!



こういう男子も苦手なんだよね~!!



「何よ、人がせっかく素直にお礼いったって言うのに。」



私は愛想無さすぎ男をちょっと睨みながら呟いた。



「助けてもらったら“ありがとう”って言うのは当たり前だろ」



「っ…そ、そうだけど!!別に助けてもらうほど困って無かったし!!」



「ふーん、すごい震えてたのに??」



「それはっ!!さ、寒かったのよ!!」



「今日の気温は真夏なみの30度だぞ」



「っ!!」



私が言い返せなくなって、男はニヤリと笑みを浮かべた。



……くーーやーーしーーいーー…