「てか、あんたの母親だっけ?あの人たちいつまでここにいるの?」
まだイチャイチャしてるおれの母親達を指さして言う相田
つかなんで相田知ってんだよ。
俺教えてないような…。
まぁだいたい教えた奴は分かってるんだけど
「あ、健太。母親のこと、俺が沙優ちゃんに教えたから♪」
やっぱり、勇人だと思った。
さすが最強の口軽男だな
「だいたいお前だってわかってたよ。母親は、今日ここに野宿するらしい」
「え、まぢで?!あんなチャラチャラした人が野宿?できるのかなぁ?」
こいつ、仮にも俺、あの人の息子だぞ?
チャラチャラした人ってすげー普通に言ったな
まぁ、俺もそう思うけど、バッサリ言うなー
「まぁ、あの人たちは自分たちでなんとかするだろ」
勝手に野宿するって言い出したんだから俺が世話する必要はないし、やる気も全くない
「ふぅーん、とりあえず!早く食べよー!お腹すいた!」
「そーだな!たべよたべよ!」
…?あれ?千夏は?
さっきまでいたのに…
俺があたりを見回してると、
それに気づいた沙優が
「あ、千夏はさっき呼ばれたって言ってどっか行ったよ。先生になんか頼まれたんじゃない?」
と教えてくれた
あー、そういやあいつ委員だったな。
先生に頼まれるとかめんどくさそー
「なに、健太。お前気になるのか?」
勇人がニヤニヤしながら聞いてきた
「…うっせー」
全力で否定しなかったのは、なんでだろう
なぜか、「違う」という言葉が出てこなかった

