「お、美少女はっけーん♪」
「あ??」
席についた時、金髪のチャラいヤツが絡んできた。
ヤンキーの中でも特に苦手な感じのヤツだ。
私は嫌味たっぷりのにらみをきかせてそいつを見た。
「え??あ、本当だ~!!超可愛いじゃん♪」
さらにチャラいヤンキーたちが私の周りに集まってきた。
…かなりウザイ、うざすぎる。
「何?何の用??」
私は嫌々オーラで冷たく言葉を放った。
「そんな冷たい事言うなよ~♪」
「はぁ、まぢであんたたちうっとうしいんだけど??…消えてくんないかな~??」
私がそういうとチャラい男達の目付きが変わった。
「は??何だと??」
「てめー何様のつもりだよ!!」
「ちょっと可愛いからって調子乗ってんじゃねーよ!!」
バンッ___
「っ!?」
一人の男が私の机を叩いた。
「ちょっとやめなよ!!」
沙優が注意してくれたけど、
「うっせー!!てめーは引っ込んでろよ!!」
ドンッ___
「い、…たつ…!」
「沙優!!!!!…ちょっと!沙優になにしてくれてんのよ!!」
「お前が生意気いうからだろ!」
そういって5、6人の男達が私の席を囲んだ。
………ヤバイ………とんでもないことしちゃった……
私は久しぶりに“恐怖”というものを感じた。
「なぁ、俺らとあそぼーぜ??」
「ぃ…嫌だ…!!」
「こいつ……っっ!!!」
男の手が上がった。
……ヤバイ、殴られる………
そう思って目をつぶった瞬間______

