君の席で青春中

「いや、全然待ってないよ!」


「ならよかった

じゃあ行くか」



そう言って私の少し前を歩き出した。


私も慌てて後を追いかける。




私の2歩前を歩いている篠原くんからは
ふわっとシトラスの香りがした。




しばらく無言のまま歩いていると、



「あのさ」



先に口を開いたのは向こうだった。




「俺がスリーきめるとき、応援してくれたよな?」