消えた同級生【玩具の女編】

「でも俺は経験した。

…俺達は未成年なんだ…親の都合に振り回されて当然な歳なのに、俺達は散々好きにやって親を振り回したんだ…俺の事は心配しないで、お前が憧れた家族を楽しめよ…
俺は変わらないから…お前しか俺の人生明るく出来ないんだから!」

ポンと頭に手が乗る

「ホントに変わらない?他の人を好きにならない?」

「お前はどうなんだよ!?俺はお前の方が心配だけど」

「私!?好きになる訳ないじゃない!こんなに緋色でいっぱいなんだから!」

「だから、おんなじだろ?待ってるから!俺はずっと…」

「うん…、わかった」

緋色はニッコリ笑って頭の手を頬にずらす

「…愛してるよ…」

優しい顔で笑うから、私は涙が溢れてきた

確かに私は今度こそここで緋色から言われた

この言葉を

「私も…愛してるよ…」

私はゆっくり目を閉じた