消えた同級生【玩具の女編】

そう思ったら芝生の真ん中に少しこ高い丘があって、一本の大木とベンチ、そのベンチを照らすライトがあった



私はこの景色を知っている…



何で?デジャヴなの!?



二人で丘に登りベンチに座る

いつの間にか登っていたのか、芝生の他に運動場が一望出来た。

「すごい…」

「だろ?」

しばらく景色を見ていたら、緋色が強く手を握る

「…なあ、蒼湖…」

「…何?」

「お前はあの事件の後、俺の存在しない人生を生きていただろ?」

「…うん」

「だからきっと明るくて楽しい人生だったはずだ。
…だけど俺は、お前のいない世界で暗闇を味わった…」

「…緋色」

ごめんなさい…そう言おうとしたが、緋色が私に首を振る