消えた同級生【玩具の女編】

俺が笑うと、碧依はまた赤くなって俯いた。

「あの、あのね…話があるんだけど…」

「何?」

「…私、本当に緋色の事憎んでなんかいなかったの…最初が最初だったけど、でも…」

碧依が真っすぐな瞳を俺に向ける

「好き過ぎて、殺してまで欲しかったの…」

「蒼…」

「でも、殺して何になるんだろう…冷静だったら間違いだって気付くのに…
ちゃんと話さなかったのがダメだった。私がもっと強かったら、誰も悲しまなかったのにね…
ごめんね…」

「俺こそ…」

言葉に出来ない…

色々な気持ちが溢れてきて、何から話していいかわからない

「蒼湖…おれはお前に謝っても謝りきれないほど傷付けてしまった…だけど…
これからはもう二度と悲しませないから…」

「緋色…」

「お前を幸せにする
だからもう過去を見るのはやめて、未来をみてくれ…俺と」

「うん!」

蒼湖が強く俺に抱きついてきて、俺も強く抱きしめた

もう過去は見ない…

未来で、幸せになるんだ