消えた同級生【玩具の女編】

「ああ…、嘘だけど絶対譲らないでいたんだ。で、最後の条件で、結婚相手を自分で決めさせてくれるなら、警察官になってやる!って…
親父は折れたよ…、俺はなりたい職業とかなかったからな。星子さえ手に入れれるなら何でも出来た。
だからなりたい職業に就ける代わりに、結婚相手を決めれなくなったのは弟だった…アイツはそれでいいと、教師になれるならいいと言ったんだ…」

先生………

俺は太門から空へ目線をずらした

「お前ならわかるだろ?好きな女を、自分の気持ちがピークな時に失うと忘れられなくなる。自分の中で、彼女は特別な存在に変わる…
それが執着なのか、愛情なのかはわからない…」

「はい…」

「まあ、頼むよ…俺のせいでおおざっぱな性格になっちまったが…
アイツは普通の高校生に戻すから…」

「………はい」

俺達は真っ正面の景色を見ながらしばらく沈黙した。