消えた同級生【玩具の女編】

確かに、考えられている…

その方が全てが丸く収まる

親としては安心するワケか…

「しかし、星子は姉夫婦と同居し、しっかりと自分の力で蒼湖を育て上げた。学業と子育て、立派に両立させたんだ…
アイツは姉夫婦から何度も養子の話をされても断ったらしい…

『太門の子供は誰にも譲れない、』と…」

「………」

「手紙にはそういった事情と、誤解しないでほしい、星子を憎まないでほしいという内容が書いてあった。」

太門はゆっくりまた組んだ手を額に当てる

「だから、まだ幼い蒼湖を見に行ったんだ…
公園で、叔母さんと楽しそうに遊んでる蒼湖を遠目で見て、俺は目が覚めた。
自分の馬鹿さ加減を恥じた。星子は頑張って生きて来たのに、俺は遊んでばっかりだったから情けなくて…
それから俺は学業に励んだ。星子が入るはずの大学に、先に入学するために…」