消えた同級生【玩具の女編】

「あ、あれ?何で?」

「早退…なんかあれから全然ゆっくり話してないし…」

また緋色があの優しい顔を向ける

私の顔がかーっと赤くなってしまった

「何だよ、顔赤いぞ?」

「緋色がそんな眩しい笑顔向けるからだよ!」

「はぁ!?別に普通だろ?」

「普通じゃないよ!いちゃつくようになってからその笑顔ばっかりして、私は悩殺されてばっかりなんだから!」

「それは、仕方ないだろ?幸せなんだから…」

「ふぇ?」

あまりにも気の抜ける声を出してしまった…

「お前、どっから声出してるんだよ!」

緋色が笑いながら、また私の頭をぐしゃぐしゃにする

また私の顔が赤くなった

「上野さんー、検査の時間よー!」

元気な看護婦さんが、意気揚々と入って来た

「えー!?今は困ります!イイトコロなんです!」

私は思わず緋色に会えた嬉しさから、そんな恥ずかしいことをサラリと言ってしまった