消えた同級生【玩具の女編】

寂しい…

もう終わりだ。隠せなかったから、私が負けたんだ…

好きになったから、別れが来た。

私は楽しそうな二人に背を向け、帰路に着く。

私は…


「如月さん?」

声の主に振り向くと、淑ちゃんが騒いでいる先輩がそこにいる…

私を呼んだのはこの人?

私が不思議そうな顔をしてると、先輩は優しそうにニッコリ笑った。

「ごめん、驚かせて…上野先生と僕も仲が良かったから、君の事も知ってたんだ。」

「先生と?」

「そうだよ…君も見たんだね、君の彼氏を」

私はつい俯いてしまい、優しい先輩はそっと私を近くの公園に連れていってくれる。

ベンチに座ったとき、先輩は温かいミルクティーの缶を買って渡してくれた。

「…どうするの?別れちゃうの?」

私はコクリと頷いた。

元々そういう関係だった。
飽きられるまでの、そんな一方的な関係

「好きなんでしょ?頑張ればいいのに…」

私は首を振る。

「もういいんです。薄々気付いていたんです…こうなることはどこかで覚悟してましたから…」

「ふーん、それ、本音?」

「え?どういうことで…」

そう言いかけた時、突然肩に痛みが走った。