消えた同級生【玩具の女編】

「…そうだね、きっと先生もわかる人に持ってもらえれば嬉しいはずだよ」

「せめて、落飾の天子がわかれば、一冊あげられるのにな…」

ふーん、あっそ。どうせ私は仲間ハズレだよ!

「だったら少しは協力してよ!懐かしむのは後にして!」

「了解…」

だけどめくってもなにしてもヒントは相変わらず出てこない。

教師かな?結ばれない相手…

好きになってはいけないなんて一体

そしてそんな先生を好きになった天子。

先生に憧れていた淑ちゃん。少なくても天子は淑ちゃん?

「人を好きになるってどんな感じなんだろう…」

「はあ?」

「私にはよくわからない…寒河江は?蒼湖とずっといて飽きたりとしなかった?」

「飽きる?」

「ホラ、好きな食べ物ばかり食べて飽きるのと同じかなって」

「お前って、空気を飽きたって感じる?」

「空気?」

「俺にとって蒼湖はそばにいて当たり前だった。だから、飽きるなんて思ったことねーな。」