消えた同級生【玩具の女編】

「幸せにしてあげたいんだ…」

「うん…未来を見てほしい」

「寒河江君を笑顔に出来るのは、きっと…あなたしかいないと思う…」

「私だけ?何で?」

「何となくだけど…」

「ふーん、ねえ、好きになるってどういう感じ?どうしたら、好きだってわかるの?」

「え!?それは…その人の事ばかり考えたり、その人と話すとドキドキしたり、まあ、触れてみるのが一番かな?」

「触れる?」

「手を繋いだり、肩が触れ合ったりとか」

「セイコちゃんはいいの?私が寒河江を好きになったりしても…」

「……あの子の不器用さとか、一生懸命さとか…似てるのよ…」

「誰に?」

私の問いにセイコちゃんは微笑んだだけだった…

わかりきった答えだったから答えなかったのかな?

とても太門さんと寒河江が似てるなんて考えたくないけど…

それからとりとめの無い話をして、お互いまた部屋に戻った。